偉そうに一言

2004年4月20日
イラクの人質、解放されて良かったね。
自己責任議論が花盛りだけど、なんとなくバッシングの根底はそこにあるわけじゃないように感じます。

ボランティアでイラクの子供たちに自費で食べさせる・・・美しいよね・・・。中東でもアジアでも南米でも東欧でも、いや日本以外のほとんどの国で、子供が街で物乞いをしてる姿を見ます。私も子を持つ親の一人として、彼らに1ドル渡せば家族の一日の食事代になるのだから渡してあげたいと思う。でもね、それをやったらいけないんですよ、親は子供が金になることを知っているの・・・だから交差点で窓を拭かせているの、就学前の子供にね。親に仕事を与えて子供を養うことを教えなければならない、根本的な解決にはそれしかないのでしょうね。

なにもしないよりマシ。
そうじゃないんだよなぁ・・・私もさ、2月にバムに救援物資持って行ったけど、お金や食料は民間人が与えてはいけないの、直接配るのは厳禁だね。イスラム文化圏だったらザカート(喜捨)という制度があってモスクに持っていけば、それらは施しではなくなるの。説明するの難しいんだけど、与える側は使ってもらうことによって罪が許されるって感じかな、つまり施される側にお礼を言ってもらわなくていい、与えた側がお礼を言うのね。
これは施される側が卑屈にならない、とっても良い制度だと思いますわ。

郷に入れば郷に従えって言うじゃん。
私が一番呆気に取られたのはね、シーア派の土地を移動するのに女性がベールをつけずに赤いシャツってのはないだろうと・・・。地方に行けば行くほど保守的なもので、自らがイスラム教徒でなかろうが、その土地の宗教は尊重しなくちゃいけませんよ、トラブルを避けたかったらね。高遠さん、イラクに長くいたんだよね???なんで基本的なルールを守れなかったのか不思議です。

今井君はなぁ、劣化ウランの研究だっけ・・・。
戦時下の土地にアラビア語もわからず、ましてや高校出たてで劣化ウランってのが・・・。成人式で暴れる若者と対極にあるけど、どっちも困ったちゃんだなぁ・・というのが世論でしょうね。

ジャーナリストの3名に比べて、この2人への批判が強いのは、「正義」の旗の元のおそまつさ・・・なんだろうなぁ。
ジャーナリズムの旗は「正義」じゃなくて「真実」なんだろうからね。「正義」って騒ぐ人を警戒するのは私だけじゃないってことね(笑)。

でもね、自己責任って騒ぐのは違うと思うよ。
どんな困ったちゃんでも、日本国民であるなら政府が救出に尽力するのは当然のこと。そのために使われる税金を無駄だとは思わない。彼らの行動も意見も間違っているとは言い切れないもん、いや正しいとさえ思ってるよ、目的はいいんだけど手段が稚拙だっただけ、耳を傾ける価値は十分あるね。

う〜久々に真面目に書いたら疲れた〜。

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